2007年12月12日

『ミッチェル・レポート』は事実を暴くか?

明日、大リーグにおける薬物問題の調査をまとめた『ミッチェル・レポート』が発表される。

Mitchell Report to be released Thursday
Investigation into MLB steroid use will reveal names involved
http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20071212&content_id=2323307&vkey=news_mlb&fext=.jsp&c_id=mlb

ボンズの薬物事件のせいもあり大リーグの薬物問題は関心をひいており、どの選手の名前が公表されるか注目を集めていているが、このレポートですべて明らかになるとは期待できないと思う。

このジョージ・ミッチェル(George Mitchell)という男は中立な立場ではない。大リーグのレッドソックスのディレクター(ボード・メンバー)であり、大リーグを中心に放送するスポーツ・テレビESPNの親会社、The Walt Disney Coのチェアマンだった。つまり、大リーグ機構の内部者というわけ。

このことについては、ヘラルド・トリビューンにじつに的を射たコラム記事が載っている。このコラムの指摘するとおり、大リーグは、1998年のマクガイヤvs.ソーサ・ホームランダービーの時の熱狂が示すとおり、薬物問題に対する認識が甘く、その後も、薬物問題に関心を示すふりをしながら、実際にイニシャティブを取ってちゃんとした対策を講じたことはなかったのだ。ボンズの問題は、その氷山の一角に過ぎないと思う。

George Vecsey: Who needs names in doping scandal?http://www.iht.com/articles/2007/12/09/sports/BARRY.php
posted by ろじ at 22:34 | TrackBack(0) | 大リーグ '07 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月08日

ヴィックマン、D-バックスと契約

先日解雇されたと書いたヴィックマンが、アリゾナ・ダイアモンドバックスと契約した。

捨てる神あれば拾う神あり?―― いや、どの球団も、ピッチャーが手薄なのだ。職にあぶれていた選手なのだから給料も安くてすむし、大化けしてくれたらこれに越したことはない。
捨てる神あれば疲労神あり…である。
D-backs sign reliever Bob Wickman
http://boston.redsox.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20070907&content_id=2194479&vkey=pr_ari&fext=.jsp&c_id=ari
ダイアモンドバックスは、先日、パドレスの好投手ピーヴィを打ち込んで勝った。これで、アリゾナはさらに厚く、熱く、暑くなるだろう。
posted by ろじ at 08:23 | TrackBack(0) | 大リーグ '07 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月03日

強いチームの守備力

2日のLAエンジェルス対テキサス・レンジャーズの試合。ボストンからトレードで移ったマーフィー外野手とガッバード投手が出ていて目を引いたのだ。

強いチームと勝てないチームの守備力の差を見た気がした。

5回、レンジャーズの攻撃。1死ランナー1塁。次の打者の打球はサードへ。エンジェルスはきれいなダブルプレーにしとめる。その裏、エンジェルスの攻撃も全く同じ状況。1死ランナー1塁。次の打者の打球も同じくサードへ。

しかし、レンジャーズのセカンドは、これをダブルプレーにできなかった。サードからボールを受けた後、体を横へショートの方向へスライドさせるのではなく、1塁方向、つまりランナーが来る方向へスライドさせてしまい、結果として、滑り込んできたランナーに投球を妨害されてしまう。横に飛んでいれば、なんら問題はなかったはずだ。

その後、アップアップだったピッチャー(ガッバード)が打たれ、勝ち越しを許してしまう。

なにげないことだが、このあたりに、勝てないチームと、監督が指導をしっかりしているチームの差が出たと思う。さすがソーシア監督(エンジェルス)である。

試合は、その後、エンジェルスが「勝ちパターン」で送り込んだセットアップマンのスコット・シールズ投手が満塁にしたあと本塁打を打たれ、エンジェルスが負けてしまう(しかしそれにしても、満塁で打者がブラロックとは、役者がそろったものだ)。しかし、これは同情の余地もある。シールズは、この日を含めて登板数が61だ。登板数が多くて疲労が濃いと問題視されているレッドソックスの岡島でも、58である。

事実、シールズは、前半戦は素晴らしい活躍だったが、オールスター以後、防御率8.56。いい投手はソーシア監督でも頼り過ぎてしまう、ということだろうか。
posted by ろじ at 23:39 | TrackBack(0) | 大リーグ '07 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月28日

ヤンキースの「強打者」の守備

ヤンキース対タイガースの27日月曜の試合。

ヤンキースは、先発投手(この日はムシーナ)が早々と打たれ、リリーフ陣に負担がかかる試合が続いている。ただ、ムシーナは最初から打ちこまれたわけではなくて、2回もライトのアブレイユのまずい守備が(いっぱいいっぱいだった)ムシーナの足を引っ張ったのだ。

2回、ランナー1塁で、打球はセンターとライトの中間へ。ライトのボールだったが、ライトのアブレイユは早々とあきらめた。センターのカブレラが飛び込んだが、ギリギリで取りこぼした。アブレイユは強打者だが、前のチームフィリーズにいた頃から、守備は問題だったという。

ヤンキースは「強打者」ばかりかき集めたツケが来ているといっていいだろう。デーモンしかり(彼の肩では、普通のチームならセンターに使えないだろう)、さかのぼれば、ジオンビしかり。伝統あるチームだが、守備をないがしろにしていると言われても仕方がないと思う。かつての堅守トーリ監督の本位じゃないだろうが。

軽量タイプのアンダーシャツです
プロ野球42年会採用モデルです。

posted by ろじ at 12:45 | TrackBack(0) | NY Yankees ('07) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月25日

ヴィックマン、クビ。オーティス再降臨か?

昨日クローザーのことを書いたら、こんな記事が。縁起悪いのお。
Wickman designated for assignment
http://boston.redsox.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20070824&content_id=2167614&vkey=news_mlb&fext=.jsp&c_id=mlb
しかし、かれもそろそろピークを過ぎた頃だし仕方がないか。もちろん、かつてレッドソックスで活躍、故障でトレード後、復活したゴードンみたいにがんばって欲しい。

さて、昨日のレッドソックスの試合、ネット実況(ビデオでなく「GameDay」というジャバ・ストリーミング)で。見てるその場で、オーティスが2ランホームラン。そして、その次の回、またホームラン。まさに「神様」。一昨年、去年の「神がかり」が戻ってきたか(ホクホク)。

それにしても、この「GameDay」ジャバ、各ピッチングのストライク・ボールをバッターボックスの脇に示してくれるのだが、かなりアバウト、いや「ボール」なのにストライクゾーンの中にボールがあったりして、もうかなりいい加減である。球審のミスジャッジに抗議の意をこめているわけでもないようだ、後でビデオで見るとちゃんとボールだから。さすが、アメリカ人。
 アメリカ人のその「かなりのテキトーさ」、ちょっと懐かしい。
posted by ろじ at 00:00 | TrackBack(0) | 大リーグ '07 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月24日

クローザー谷間の年?

Bostonレッドソックスのガニエは言わずもがな(あぁ!)、いわゆる有名クローザー(日本で言う「ストッパー」)の調子が悪い。メッツのワグナー、パドレスのホフマン、ブレーブスのヴィックマンなどなど。ヤンキースのリベラも、今年はおかしい。

かれらは、優れた選手として確固たる地位を築いていて、もう長年この業界に君臨する名プレーヤー(そして高給取り)。それだけに、かなり歳をくってもいる。そろそろ限界か、と思わせる登板を目にする。一昨日のメッツ対パドレス戦では、ワグナーが9回に打たれて逆転され、その裏に出てきたパドレスのホフマンも仲良く同点にされている。しかも、ホフマンは、ランナー1塁2塁、決してランナーを進塁させてはいけない場面で、自分の不注意から盗塁されている。

若いクローザーは、マリナーズのプッツ、レッドソックスのパペルボーンなどがいて有望ではあるけれど、「クローザーとして確固たる地位を築いた」というにはいま一歩だ。

上の有名クローザーは、9回のここぞという場面出でてくるが、それは彼らの契約にあるから。ひとたびそういう契約をしてしまうと、他に可能性のあるイキの良いピッチャーがいても、監督は使えない。クローザーが打たれれば、非難されるのはクローザーばかりでないし、監督も辛いところだ。
posted by ろじ at 23:29 | TrackBack(0) | 大リーグ '07 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月17日

ピネイロ、新天地で先発として活躍中

いまごろ、一部のボストン・ファンとフランコーナは歯軋りしているんじゃなかろうか。

Homers, Pineiro lead Cardinals to win
http://boston.redsox.mlb.com/news/gameday_recap.jsp?ymd=20070815&content_id=2151132&vkey=recap&fext=.jsp&c_id=mlb

しかし、なぜフランコーナは、あれだけ本人が先発でやりたいと言ってたのに、彼を使わなかったのだろう?5番手先発のタバレスが打ち込まれても。ピネイロは“美学”(?)がはっきりしてるんだろうな。
posted by ろじ at 01:12 | TrackBack(0) | 大リーグ '07 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月13日

ガニエ、ボストンは暑いかい?

http://boston.redsox.mlb.com/news/gameday_recap.jsp?ymd=20070812&content_id=2144625&vkey=recap&fext=.jsp&c_id=bos

まったくなあ。ガニエを出した2戦で逆転負けとは……。しかも、ボルチモア相手になあ。もう胃が痛いよ……。

先日の顔みせ登板の時のキレの悪さで予感したとおりになっちまった。たしかにローウェルのエラーがらみがあったけど、ありゃ、クローザーが仕事なんだから抑えるべきところだった。
やはり怪我が治ってないんじゃないかね。まさか、テキサス・レンジャーズにだまされたんじゃあ?

岡島も使いまくってるし。しかも、疑問符いっぱいの交代だし。
posted by ろじ at 08:30 | TrackBack(0) | Red Sox ('07) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月11日

ヤンキース追い上げ

ヤンキース対インディアンス戦をテレビで観た。

インディアンスは、凡打の山。おいおい、ホームゲームなんだぜ、しっかりしてくれよ。ヤンキース勝っちまうじゃないか。疲れているのか、振りもかなり鈍い。しかも、もともとアッパースイングのバッターが多いので、振りが鈍くなるとポップフライやゴロばかりである。

さて、この試合で目立ったのは、ヤンキースの先発ヒューズとリリーフのチェンバレン。ヒューズは、コーナーに実にイキの良い球を投げ分けていた。特に、一球一球に集中力が感じられ(ペティットやクレメンスという素晴らしい先生がいる)、打たれても集中力を切らさず辛抱づよく投げていた。

もっと驚いたのは、チェンバレン。低めにスピード90台後半のボールがバシバシ決まっていた。リリーフ投手のプロクターをトレードであきらめたのは、彼が使えるメドが立ったからだろう。

打つほうはあいかわらず悪くないし、ヤンキース、追い上げ体制が整ったようだ。あー恐。

ヒューズはどこまでやれるか分らないが、このままでは、すくなくとも当分、井川の出る幕はないだろうな(9月のロースター40人拡張までは)。
posted by ろじ at 18:46 | TrackBack(0) | NY Yankees ('07) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月03日

この時期のチームの強さ

この時期の勝敗(勝率)表を見るといろいろなことが判る。(8月3日現在)
http://boston.redsox.mlb.com/mlb/standings/index.jsp

まず判るのは、ダントツに強いボストン・レッドソックスのみが勝率6割以上、あとは、どのディビジョンも5割を越える程度の“団子状態”。多くのチームの力が拮抗していると言える。

この時期は、どのチームも体力・気力ともに疲れてきているので、勝ち続けるには本来の充実した力か、毎年7月31日をデッドラインとするトレード補強策が効果を表すことが必要だ。ボストンは、幻想でなく(!)やはり強いということだろうか。

ボストンは、ホームで断然強く、ロードでもかなり勝ち越している。ニューヨーク・ヤンキースは、ホームでは強いのだがロードでの大きな負け越しが響いている。面白いのは、ア・リーグセントラルディビジョンで一位のデトロイトで、ロードの方が断然強い。なにかあるのだろうか。ナ・リーグのウェスト・ディビジョンのコロラドは、ホームで非常に強いがロードでは弱い。これは、ホームグラウンドが高地にある(空気が薄くホームランが出やすい)ことが原因だろう。

ボストンは、敵に与える点(RA)が少ないことでも目を引く。これは投手力が良いことの証。(自軍にとっての得点(RS)が少ないことは、決定力がないことの証なのだが。)同じぐらい良いのは、ナ・リーグ、ウェスト・ディビジョン一位のNYメッツとナ・リーグ、セントラルディビジョン一位のシカゴ。メッツは前評判どおりの投手力(とくにリリーフ陣)だ。シカゴ(RAが442)、これはちょっと意外だったが、ザンブラノら好投手がいることで納得だ。

ナ・リーグ、ウェスト・ディビジョンのサンディエゴは、それ以上にRAが「409」と驚異的だが、3位に甘んじているところを見ると、やはり攻撃の決定力に欠けるのだろう。ナ・リーグ、ウェスト・ディビジョン一位のアリゾナは、なんと、RSよりRAの方が多い。どうやって勝っているのだろうか。勝つときは僅差、負けるときはボロ負けなのか、あたまた監督の手腕か。一度試合を観てみたい気がする。
posted by ろじ at 18:03 | TrackBack(0) | 大リーグ '07 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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